通信制高校の事~意外と知らないその仕組み③
本校が他府県にあって大阪には普段通う「学習センター」とか「分校」と呼ばれる教室がある通信制高校は、
「高校」と「塾」が合体したところ
と表現すれば一番分かりやすいかと思います。
全日制の高校なら放課後に通う「塾」は全く別に選んで追加しますよね?
通信制高校は「高校」部分が基本自学自習で①、②で書いた3点をクリアして単位を取得していく形なので、「サポート校」部分が授業をしたり「高校」部分の単位取得の補佐をする、という感じです。
この「サポート校」部分がそれぞれの学校の特色となります。
通信制高校には、様々な理由で全日制には通えない(通いづらい)生徒さんが多くいます。
病気やケガで基本毎日登校する事が大前提の「全日制」に通えない人や、中学校までに不登校で学習についていけない人もたくさんいます。
そういう人に寄り添って「高校卒業」後の社会での生活を目指して一緒に頑張ってくださる学校もたくさんありました。
なので、ここが一番大事なポイントだと思います。
通信制高校という形の学校を選ぶ理由は何か?
自分にとって一番必要とするサポートがどんな事なのか。
うちの場合は、中学校までは不登校とかの経験はなく最低限の学習能力はあったので出来るなら大学進学を諦めないレベルの「学習」面に力を入れている学校がいいなと
私が思って選ばせました。
本人の希望と学校の雰囲気、場所、サポートしてくれる内容。
本当に悩みました。
うちは、全日制に通えなくなったという単純な理由から「通えなくてもいい」という単なるイメージで通信制高校に転校しようとしていました。
でも、実際たくさんの学校に説明を聞きに行って知れば知るほど悩みました。
本当にうちの子にとって必要なのはなんなのか。
一番大事な事で選ぶ為には、まず「通信制高校」というシステムを知っていたらこんなにも遠回りに悩まなくてよかったのかと思い、ここに書いています。
これからうちと同じように転校を考えておられる方がいたら、うちが経験し得た事で分かる事があれば応援したいと思っています。